星、月、太陽は、何故ぼくについてくるの？
◆【わかりやすい解説】
・ご自身が、まず立って下さい。
↓ ↓ ↓
・スタート地点とゴール地点（視界から入らない場所）をポイントして下さい。
↓ ↓ ↓
・ゆっくり子供をスタート地点からゴール地点まで歩かせてください。
ね。近いと、ずっとは見えなかったでしょ？
（そして今度は、目一杯離れて、同じ距離を歩かせてください。）
同じ距離を歩いたけど今度は全部見えたよね。
こういう事がおきていたんだよ。
（本日の準備は、紙と鉛筆です。）
今やった事を紙に書くとこういう事なんだ。
（小さい平べったい三角形を書いてください）
ここのとがっている所がお父さん（お母さん）がいたところ。
そして君は、ここからここまで歩いたんだよね（残りの２点です）。
最初は、前の方を向けばお母さん（お父さん）が見えたけど、
ゴールに近くなったら、後ろを見ないと見えなくなったね。
（２点はそのままで、頂点を目一杯遠くした三角形を書いてください）
その後やったのは、お父さん（お母さん）が、もっとはなれたよね？
どう？ スタートもゴールも横を向いていれば見えたでしょ？
月はどの位離れているか知っている？
歩くと大体１０万時間位かかるんだよ。
君が一生懸命１時間もあるいたとするよね。
この三角形の２点の所が君が歩いた距離だね。
一時間かけて、一杯歩いたね。
このとがった所が月だよね。
そう、この君が一生懸命歩いたこの長さ、１０万個ぶんなんだよ。
どこに書こうか？ 紙には書けないね。 ずっとずっと遠くだね。
じゃあ、君の一生懸命歩いたのをもっと小さくしてみようか？
（ほんの1mmも無い程度をポイントしてください）
こんなに小さくすれば、１０万個ぶん離れた月が紙のはじっこに書けるかな？
実はこんなに小さくしても、月はもっと遠いんだよ。
そしてまた三角形を作ると。。。
ね？ 一本の線になっちゃったね。
月は、あまりに遠いから、君が一生懸命歩いても、同じところに
見えてしまうんだね。 だから、君に付いて来るように見えるんだね。
太陽は月よりももっともっと遠いよ。
星は太陽よりももっともっともっともっと遠いよ。
宇宙は考えられないくらい広いんだよね。
天才児ネット（もりした著）の本
◇ ◇ ◇
【解説】
地球と月の距離は約３８万Ｋｍ。
大人が歩く早さは時速４Ｋｍ位らしいので、一応３．８Ｋｍで
解説しました。
という事は、１時間に歩く距離３．８Ｋｍを1mmとしてみると、
月までの距離は、およそ１００ｍとなります。
お時間のある方は、本当の距離を実感させてあげると良いかもしれません。
ちなみに地球の直径 およそ１．３万Ｋｍ。
月の直径 ３５００Ｋｍ。
太陽の直径 １４０万Ｋｍ。
地球から太陽までの距離 １億５０００万Ｋｍ。
それぞれ、同じような尺度にすると
人が１時間に歩く距離 1mm
地球の大きさ ３．４ｍ
月の大きさ ９２ｃｍ
太陽の大きさ ３６８ｍ
地球から太陽までの距離 ３９．５ＫＭ
想像できないような大きさは、同じ尺度で数字を小さくすると
ある程度実感できます。
ちなみに、この尺度で、北極星までの距離を考えても
１００兆Ｋｍ。 どのみち想像できません。
光の速さで４０年もかかるのですから、、、
もちろんこの北極星より何万倍も遠い星はいっぱいあります。
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